当院の網膜硝子体手術の特徴
硝子体手術:6つの特徴
- 黄斑前膜、黄斑円孔、網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、硝子体出血に対応。
- 経験豊富な医師が手術執刀致します。
- 随時、緊急手術にも対応してまいります。
- 白内障の同時手術にも対応しております。
- 平日はご都合が悪い方向けに土曜日の日帰り硝子体手術を実施しております。
- 一般検査、術前検査はすべて経験豊富な視能訓練士が対応させていただきます。
硝子体(しょうしたい)手術について
硝子体は眼球を満たす透明なゼリー状の組織です。硝子体の炎症や出血で透明度が落ちると深刻な視力低下を起こします。また硝子体は加齢と共に変性・萎縮し、眼底の表面に広がる網膜を引きはがす網膜剥離を起こすこともあります。網膜剥離も深刻な視力低下や視野の欠損を起こし、失明につながることもあります。
硝子体手術は、硝子体や網膜に起こった深刻な障害を改善するために行われる手術です。
硝子体手術は、白目の部分に3ヶ所の小さな穴を開け、専用器具を挿入して硝子体の除去、網膜の処置などを行います。当院では、侵襲を最小限に抑えた日帰り手術として硝子体手術を行っています。
黄斑前膜
硝子体の萎縮が起こった際に、一部が網膜に取り残されて半透明の膜になることがあります。この膜が黄斑の前にできると深刻な視力低下や、ものがゆがんで見える変視症といった症状を起こします。
黄斑円孔
文字の判別など細かい部分を見るのに使われる黄斑中心にあるくぼみが、硝子体が老化と共に縮むことによって引っ張られ、円形の孔があいてしまった状態です。深刻な視力低下や、視野の中心がかけたり、ゆがんで見えるなどの症状を起こします。
網膜静脈閉塞症
網膜の静脈が詰まって血流が悪化し、漏れた血液やその成分によって網膜上に浮腫(むくみ)を生じ、深刻な視力低下や物が歪んで見えるといった症状を起こします。
網膜剥離
網膜に穴が空いたり、硝子体が縮み網膜を引っ張ったりするなどによって眼底から網膜がはがれてしまっている状態です。早急に適切な治療を受けなければ、はがれた網膜が傷み、深刻な視力障害や大幅な視野欠損を起こし、失明に至ることもあります。
糖尿病黄斑浮腫
糖尿病の高血糖によって血管がもろくなり、血液やその成分を漏れ出すことで黄斑部分に浮腫が起こっている状態です。糖尿病網膜症が初期の段階でも発症することがあり、注意が必要です。進行すると深刻な視力障害を起こすため、早急な治療が必要です。
硝子体出血
硝子体は眼球内を満たしているゼリー状の組織で、硝子体には血管は存在しないので出血することはありませんが、硝子体が接する眼底(網膜)から出血が生じると硝子体内に血液が溜まってしまうことがあります。この状態を硝子体出血と言います。眼底の出血状態によって症状は様々ですが、出血の量が多い場合は、血液の影響で硝子体の透明度が落ちてしまい視力が低下してしまいます。また、出血が多いほど眼底に重篤な病気が潜んでいる可能性が高いため放置すると失明してしまう可能性もあります。治療は検査を実施し、必要に応じてレーザー光凝固術、硝子体手術を検討します。
硝子体手術の費用
3割負担の場合 | 約150,000円 |
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3割負担(70歳以上の方の場合) | 56,700円まで |
1割負担(70歳以上の方の場合) | 14,000円まで |