ワキガ・多汗症の治療について
当院では、ワキガ・多汗症の治療にボトックス注射を行っております。
ボトックス注射を手や足・ワキ・額など、汗が多く出て悩んでいる箇所に打つことで、過剰な汗の分泌を抑制させ、多汗症を改善します。顔の多汗症を治療する際は、表情に影響する筋肉を避けて注射します。
「手汗で紙が手にくっつく」「靴下が汗で濡れてしまう」「緊張で顔の汗が止まらない」など、多汗症でお悩みでしたら、ボトックス注射を検討することをお勧めします。
施術方法
皮脂腺にボツリヌストキシン製剤を注入し、汗の分泌機能を麻痺させます。
ボトックス注射とは
「ボトックス」とは、「ボツリヌストキシン（ボツリヌス菌の毒素）」を医薬品として生成したブランド名です。ボツリヌス菌は毒性が強いのですが、治療で使用されるボトックスは、ボツリヌス菌を安全に利用できるように、生理食塩水で薄めてあります。
日本では1990年～2000年代の間に、厚生労働省がアラガン社の「ボトックス（Ａ型ボツリヌストキシン毒素製剤）」を、眼瞼痙攣（がんけんけいれん）や片側顔面麻痺、痙性斜頸（けいせいしゃけい）の治療に使用することを認可しました。
そして2009年に厚生労働省は眉間の表情ジワの治療で「ボトックスビスタ」を承認するようになったことから、多くの美容クリニックでボトックスは用いられるようになりました。また、ボトックスは、健康保険の適用内になる疾患やシワの改善だけではなく、痩身効果や制汗効果、エラ・小顔効果などもあると報告されています。
当院でも、ほかのメーカーや製薬会社が出している安価なボトックスもありますが、日本の厚生労働省が認可している「ボトックスビスタ」を使うよう努めております。
ボトックスのメリット
- メスを使わずに注射を打つだけなので、通院を続ける必要がない
- 施術時間が短い（しわ治療のみなら約15分で終わります）
- ダウンタイムがほとんど発生しないため、施術直後でも普段通りの生活を送れる
- 極細の針を用いるため、痛みに弱い人でも安心できる（当院では注射が苦手な方に向けて、麻酔クリームの処方も行っております）
ボトックス注射の効果は3ヶ月がピークで、ピークを過ぎると少しずつ元の調子に戻ります。そのため、施術結果が気に入らない時でも、再手術など大きな修正を行わずに、時間の経過でに元の状態に戻ります。
ボトックス治療の注意点
- 効果が現れるまでに時間がかかる（ワキは2週間ほど経つと効果が現れます）
- 効果の持続期間が3ヶ月～半年しかない
ボトックスは即効性がないのがデメリットですが、汗をかくシーズンになる前から調整して施術を受けることで調整していただけます。
また、施術箇所をマッサージすると、内出血のリスクが上昇するだけでなく、ボトックスの効果が十分に発揮されなくなってしまいます。施術当日は飲酒や激しい運動、入浴など、血行が良くなる行動は控えてください。
費用について
※費用は税込表示になっています。
| 施術回数 | 費用 |
|---|---|
| 初回 | 29,700円 |
| ２回以降 | 39,600円 |
よくあるQ＆A
ボトックスを注射する時、痛みはありますか？
痛みの度合いは、一般的な注射と同じレベルかと思います。当院では患者様の負担を軽減させるために、従来品よりもさらに細い針を使用します。極細の針なので、施術後の痛みや腫れ、出血などのリスクも軽減できます。また、痛みに弱い方には麻酔を用いますので、診察時にお声掛けください。
ボトックスを注射した後、すぐに普段通りの生活が送れますか？
施術当日の飲酒やお風呂は避け、入浴はシャワー程度で済ませてください。
ボトックス注射の施術が受けられない体質はありますか？
当院では、以下に該当する方には施術をお断りすることもあります。
- 妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方
- 神経・筋疾患のある方
- ボツリヌス菌にアレルギーのある方
注射を打った後、日常生活に支障はありますか？
よほどの重労働でない限り、日常生活に支障をきたさずに生活を送れます。
