当院の眼瞼下垂手術の特徴
眼瞼下垂手術:4つの特徴
- 当院グループでは年間200件の眼瞼下垂手術を実施しております。
- 眼科専門医と形成外科専門医による視機能・美容面を考慮した優しい瞼形成手術を目指します。
- 一般検査、術前検査はすべて経験豊富な視能訓練士が対応させていただきます。
- 平日はご都合が悪い方向けに土曜日の日帰り手術を実施しております。
当院の手術方法
瞼を引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)のたるみによる眼瞼下垂
皮膚切除
たるみがなければ切開を入れるだけで切除は行わない場合もあります。
剥離・展開
たるんでいる挙筋腱膜部分および縫い付ける先である瞼板部分を剥離します。
周囲の剥離
眼窩隔膜を割り、腱膜をしっかり剥離します。 この際、腱膜のみの短縮では開瞼が不十分な場合ミュラー筋ごと引き締める場合もあります。(ミュラー筋タッキング)
腱膜前転
腱膜を瞼板に留めます。(腱膜固定術)
閉創
反転した隔膜を皮膚に縫い付けます。 この癒着により、閉瞼時に引き込まれる天然の二重に近い内部構造を作成します。
抜糸
抜糸は1週間後で、腫れが大まかに引くのは2週間後です。
上瞼の皮膚のたるみによる眼瞼下垂
皮膚切除を行う位置で、重瞼線部皮膚切除術と眉毛下皮膚切除術に大別されます。 皮膚のたるみが大きく、大きな皮膚切除が必要な場合は眉毛下皮膚切除術が向いています。
重瞼線部皮膚切除術
皮膚のたるみが少量の場合は目の外の縁までの切開になり、傷跡は二重のラインに隠すことになります。たるみが中等量の場合は外に大きく切開を行い、外に出た部分は笑いジワに隠すことになります。
眉毛下皮膚切除術
眉毛の下に沿って皮膚切除を行います。皮膚のたるみが強い場合に特に有効です。たるみが重度の場合は、外側を眉毛内にまで切り込む場合もあります。(拡大眉毛下皮膚切除術)。
手術の流れ
診療
「人から眠そうだと指摘された」「瞼が重い」「目が開きにくい」などがありましたら、まずは当院へご相談ください。適切な検査や診断を行ってから、患者様に合った治療方法をお伝えします。
予約
納得のいくまで当院の医師へ相談した後に、手術するかどうかを決めていただきます。その後に手術日を決定します。
採血検査
手術前には採血検査を行います。
手術当日
当日は、時間に余裕をもってご来院ください。服装は着脱しやすい、前開きの服をお勧めします。また、当日はメイクをせずに、普段服用している薬を飲んでからご来院ください。 ※手術後はガーゼをあてた状態で帰宅いただくため、ご自身での運転はできません。ご家族の運転またはタクシーでお越しください。
局所麻酔
局所麻酔を行ってから手術を開始します。麻酔時の痛みですが、極細の注射針を使用して麻酔を行いますのでご安心ください。
手術
局所麻酔が完了しましたら手術を開始します。手術方法によってかかる時間は変動しますが、片目でだいたい30分、両目では60分程度で完了することがほとんどです。
帰宅
手術部位をアイシングした状態で10~15分程度、院内で休んでいただきます。 異常がないと判断した後に、ご帰宅いただきます。
術後の経過観察
手術翌日に再度ご来院いただき、経過観察を行います。 術後に何か起きましたら、お気軽にご相談ください。
眼瞼下垂手術の費用
1割負担の方 | 2割負担の方 | 3割負担の方 | |
---|---|---|---|
片目施術 | 7,500円ほど | 15,000円ほど | 22,000円ほど |
両目施術 | 15,000円ほど | 30,000円ほど | 45,000円ほど |
※料金はあくまで目安です
Q&A
健康保険は適用されますか?
眼瞼下垂の治療は健康保険の適用内となっております。また、日帰り手術で済むので、入院費の負担はかかりません。
手術が受けられない場合はありますか?
原則的には、どなたでも手術を受けることが可能です。しかし、先天性眼瞼下垂の乳幼児のお子様の場合は、全身麻酔が必要となるため、当院での手術はできません。 当院での手術が難しい場合は、提携先の入院可能な病院をご紹介します。
手術は終わるまで、どれくらいかかりますか?
正確な時間は手術方法によって変動しますが、大抵1時間程度かかります。
手術日に気を付けた方がいいことはありますか?
お食事は事前に済ませてからご来院ください。日ごろから服用されているお薬がありましたら、来院前にお飲みください。当日の服装ですが、着脱しやすい前開きの服をお勧めします。メイクは行わないでください。 また、術後はガーゼを付けて帰宅していただきます。お車や電車でのご来院は大変危険なので、ご家族の方の送迎またはタクシーで帰宅することを推奨します。
手術後の過ごし方で、注意点はありますか?
当日の入浴・洗顔はお控えいただき、手術日から2日後に行ってください。入浴・洗顔の際は、患部をゴシゴシせずに、力を抜いて洗いましょう。 手術後は若干腫れやすくなります。腫れに対しては、アイシングをしていただくと落ち着きます。アイシングの効果が発揮されるのは、手術当日と翌日で、それ以降はアイシングの効果はなかなか現れません。
術後の腫れはどれくらい続きますか?
個人によって異なりますが、手術箇所の腫れは1週間程度で、目周辺の腫れは1ヶ月程度で落ち着きます。